【ニュースシネマパラダイス】どうも! 有村昆です。7月25日に沖縄・今帰仁村でテーマパーク「ジャングリア沖縄」がオープンしましたね! 沖縄の大自然の中でアトラクションを楽しめます。個人的に気になるのは、恐竜アトラクション「ダイナソーサファリ」。イチ映画好きとしては一度は恐竜を体験してみたいです。

 さて、そんなニュースに関連して今週は、巨匠スティーブン・スピルバーグ監督が生み出した恐竜映画の金字塔「ジュラシック・パーク」シリーズの最新作「ジュラシック・ワールド/復活の大地」(8日公開)を紹介します。

 6作目だった前作から5年後が舞台。世界中に放たれた恐竜たちは現代の気候や環境に耐えられず数を減らしていました。そんななか、秘密工作の専門家ゾーラは特殊なミッションを受諾。人類を救う新薬の開発のために陸、海、空の3大恐竜のDNAの採取に挑戦する――というストーリーです。

 今作は原点回帰が本当に素晴らしかったです。実は前作と前々作は興行的に大きく振るわなかったんですよ。これではいけない、スピルバーグの名にかけてこのままでは終われないと、泣きの一回で製作されたという背景が今作にはあります。だからこその、原点回帰。脚本には、初代と2作目を担当したデビッド・コープさんが再登用されました。

 最も原点を感じたのが、海の恐竜のシーン。ヨットに乗った親子が襲われる一部始終が描かれるんですが、これはまんま、スピルバーグ監督の代表作「ジョーズ」だと思いました。

 やはり映画って、一人ひとりの人間をきちんと描くものなんですよ。近年の同シリーズ作品は、CGをドカンと使って恐竜から大勢の人が逃げ惑うみたいな大味なものが多かった。でも、やっぱりこれじゃ怖くないし迫力もないですよ。なぜならリアリティーがないから。画面に映る大勢の中の一人に見る人は感情移入しないですよね。

 そういう意味で、小さい船の上できちんと人にもスポットを当てて一本の映画を作り切った「ジョーズ」はやはりすごいですし、そういった作品こそが“映画”だなと感じました。

 今作は登場人物を絞って、「ジョーズ」を思わせる原点回帰。さらに、スピルバーグ作品の影響で映像業界を目指したギャレス・エドワーズ監督の熱意もあり、傑作に仕上がりました。見事な名誉挽回の一本です。

 開業当初でさまざまな反響があるジャングリアですが、まだ船出をしたばかり。これからのアップデートでさらに良いテーマパークへと進化していくことでしょう。