22日スタートしたフジテレビ系ドラマ「スティンガース 警視庁おとり捜査検証室」のエンディングに、主題歌「マジック」が流れ、同曲がヒットした当時を知る視聴者から「懐かしい」「泣ける」などとSNS投稿が寄せられた。

 1話ラスト、「スティンガース」こと独立捜査機関「囮(おとり)型偽装捜査検証室」のリーダーでドラマ主人公の二階堂(森川葵)に、おとり役として奮闘した乾(藤井流星)が「何で俺をおとり捜査に呼んだ?」と問うと、二階堂は「もちろん、あなたが優秀なデコイ(DECOY=おとり)ですから」。間もなくイントロが流れ、主題歌「マジック」が始まった。

 これが一部視聴者の驚きを呼んだ。同曲は番宣で流れていたというが、本編でも最後を飾った。Xには「本編にも使われてて2度ビックリ」「洋楽懐メロ好きにはたまらん」「懐かしすぎて泣いた」「小学生の頃良く聴いてたから当時の事を思い出すね」といった投稿が相次いだ。

「マジック」は1974年にリリースされた4人組グループ・パイロットのスマッシュヒット。日本ではこれがデビューシングルだった。米ビルボードで最高5位になるなどミュージックシーンに旋風を巻き起こし、ビートルズを例えに出すほどの論評さえみられた。

 当時の音楽雑誌では同曲について「シンプルなメロディーと明るいハーモニーが印象的」「ハイ・ノートのヴォーカルが魅力」「妙なとっつきやすさがある」などと評されている。

 パイロットは翌75年の「ジャニュアリー」が全英チャートなどで1位に輝く。続く「コール・ミー・ラウンド」もヒット。前者には「最近のイギリスのポップスには珍しくハッピーな感じ」、後者には「健康的」といったコメントがつき、明るくさわやかな印象を広げた。

 同じ路線とも言えるベイ・シティ・ローラーズの元在籍者2人を源流とするパイロット。グループとしては後輩格だが、日本ではわずかに早くヒットチャートを駆け上がった。ローラーズが日本中に熱狂を巻き起こすのはそのすぐ後だった。