歌舞伎の世界を舞台にした俳優・吉沢亮主演映画「国宝」が大ヒットしている。
吉田修一氏の同名小説が原作。任侠の一門に生まれ、歌舞伎役者として芸の道に人生を捧げた主人公・喜久雄を吉沢が熱演。6月6日に公開されるとSNSや口コミで評判となり、右肩上がりで動員を伸ばし続けている。興行収入は32億円を突破した。
「映画をきっかけに20代など若い人の間では、歌舞伎に興味を持ち公演を見に行きたいという声が増えている。歌舞伎役者をはじめ、関係者はずっと若い世代へのアピールに苦心して取り組んできた。コロナ禍の影響で長らく客入り不振に苦しんできたが、『国宝』の大ヒットにみんな大喜びしている」(梨園関係者)
主演の吉沢は今年1月に泥酔してマンションの隣室に不法侵入していたことが報じられ、活動休止に。一時は「国宝」の公開に黄色信号がともっただけに、余計に歓喜しているという。
国宝ブームによる相乗効果への期待も高まっているが…水を差す出来事があった。歌舞伎界の「女形のホープ」である中村児太郎(31)が、週刊誌で自身の妻へのDV疑惑を報じられたのだ。
中村は2日、所属事務所を通じて声明を発表。「一部の週刊誌の報道により、皆様に多大なご心配とご迷惑をお掛けしておりますことを心からお詫び申し上げます」と謝罪。記事について「私の認識と食い違うところが多々ある」とした上で、「このような状態にある中で舞台に立つことはご迷惑をおかけすることになり、(出演は)適切ではないと判断いたしました」などと説明。出演予定だった「七月大歌舞伎」(東京・歌舞伎座、5日開幕)を休演するとした。
「児太郎さんは名門『成駒屋』のホープで、歌舞伎界を背負うべき人物。祖父は人間国宝の七代目中村芝翫さんです。映画『国宝』が注目されている中で、最悪のタイミング。泥を塗るような報道が出てしまい…みんな肩を落としている」(同)
2018年にはNHK大河ドラマ「西郷どん」でドラマ初出演。俳優としても若者世代に歌舞伎をアピールする存在として大きな期待を寄せられていただけに、落胆の声も大きい。












