ヒロイン・のぶ(今田美桜)の出番なし状態が続くNHK連続テレビ小説「あんぱん」は、幼なじみの嵩(北村匠海)の軍隊編が展開中。19日の第59回では、嵩の亡父・清(二宮和也)が初めて本格的に話をする場面があるなど、サプライズが続出した。
時代は昭和20(1945)年を迎え、嵩らは中国戦線で補給ルートを断たれて飢えに苦しむ。重度の栄養失調で意識を失うと〝夢枕〟に清が現れた。「僕はもうすぐ餓死すると思うけど」と言う嵩を「父さんの分も生きて、みんなが喜ぶものを作るんだ」と励ます。
これまで写真の中や回想シーンにとどまっていた清の初めての会話シーン。「めちゃ諭してくれる清パパ」「ニノに諭しの演技させたら右に出る者がおらんねん」などとX(旧ツイッター)への視聴者投稿が盛り上がった。
この日はオープニングクレジットがなく、エンドロールが主題歌なしに流れるなど異例の展開。さらには嵩の学友で軍でも行動をともにする健太郎(高橋文哉)から思わぬセリフが飛びだした。
「食べり」
清との夢会話で三途の川を渡らずに済んだ嵩が目覚めた後、救援隊から届いた食料を健太郎が食べさせた。
Xでは「前作『おむすび』から見ていた視聴者にしてみれば絶妙のロングパス」「前作散々聞いた『食べり?』を聞くとは思わなかった」と視聴者が反応。「食べり」は食事を勧める際の言い回しで、福岡県などで使われるという。健太郎は福岡出身。前作の連続テレビ小説「おむすび」は福岡が舞台の一つで、この言葉がヒロインの結(橋本環奈)らから発せられていた。
健太郎版「食べり」には「こんなに沁みるとは…」「これほどスッと入ってくるのは健ちゃんの演技と脚本のせい」「泣きました」などとXで称賛が相次いだ。












