ボクシング・ダブル世界戦(19日、東京・大田区総合体育館)の会見が17日、横浜市内で開かれた。
主催する大橋ジムの大橋秀行会長は、日本初のウエルター級世界王座奪取をかけてWBO同級王者ブライアン・ノーマン(24=米国)に同級2位・佐々木尽(23=八王子中屋)が挑戦する歴史的一戦が成立目前となり、涙をぬぐうふりをして喜び、笑いを誘う一幕があった。
ウエルター級は世界的に層が厚く、多くの名王者が生まれた階級であり、日本では約36年ぶりに行われる同級世界戦。王者ノーマンは大橋ジムで公開練習を行っており、大橋会長は「動きはすごかった。ただものじゃない」と話しながら、「(元5階級制覇王者)シュガー・レイ・レナード(米国)と同じ階級のチャンピオンが大橋ジムで動いているので妙に感動した。ウエルター級チャンピオンって見たことがないから」と感慨深げに語った。
高校時にレナード対トーマス・ハーンズ(米国の元5階級制覇王者)戦、レナード対ロベルト・デュラン(パナマの元4階級制覇王者)戦などの名勝負を見たといい、「すごい興奮して、あこがれた。だから思い入れが強い」と話しながら涙をぬぐうふりをすると報道陣は爆笑。
「ウエルター級は日本の夢でもある。あとは世界ヘビー級だなあ」とさらなる夢も口にした。
また、佐々木の公開練習でスパーリングを行わないよう求めたという。スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)に挑戦を予定していたサム・グッドマン(オーストラリア)が2度も目の上に裂傷を負い、延期を経て中止となった苦い記憶があり、「ノーマン陣営に見せつけるみたいにガチンコでやるというから。目でも切られたら大変ですから」と説明し、「しかもノーマン陣営は来なかった」と話して、またも笑いを誘った。
それでも、会見で奔放に意気込みを語った佐々木には期待。「考えていないしゃべりをする。何か起こすのは、ああいう感じの人間。普通は世界ウエルター級チャンピオンを前にしたらビビっちゃう」と評価した。
日本の夢が現実になるか。












