秘策は〝都まんじゅうパンチ〟だ。ボクシングWBO世界ウエルター級タイトルマッチ(19日、東京・大田区総合体育館)で、王者ブライアン・ノーマン・ジュニア(24=米国)に挑戦する同級2位・佐々木尽(23=八王子中屋)が12日、八王子市内の所属ジムで練習を公開した。

 この日はドラムミット打ちで大きな音を響かせるなど好調をアピール。「甘かった」というディフェンスを強化し「完全に準備できました」と手ごたえ十分だ。日本初の同級王座奪取という快挙がかかるが、下馬評は不利。それでも「パワーは負けていない」と自信を見せ「命をかける。肉体が滅んでも勝ちが欲しい」と覚悟をにじませた。

 持ち前のパワーが生きる追い風も吹く。今回のグローブは、国内基準の10オンスではなく海外で主流の8オンスが採用された。「相当楽しみ。どこに当たっても効かせられるイメージ。グローブはできるだけ小さい方がいい」と大歓迎だ。

 グローブには「あんこ」と呼ばれるクッションが入っている。八王子、小さい、あんこの3つから連想されるのは地元の名物「都まんじゅう」だ。佐々木も「おいしいですよ」というソウルフード。そこで自慢の強打を「都まんじゅうパンチ」と名づけることを本紙が提案すると「いいですねえ」と〝即採用〟だ。

 地元の思いを乗せたパンチで、大金星をつかめるか。