群馬県といえば「かかあ天下に空っ風」。いずれも上州名物とされるものです。

 かかあ天下という見方は、「上州の女性は働き者」と言い換えるならば当たっていると言えるでしょう。

 群馬では、幕末から明治にかけて養蚕が盛んで、ここでは女性の働き手が必要でした。また、ひと昔前まで撚糸工場がたくさんあり、栄えていました。そこで働く女性たちが大勢いたため、男たちは生活に追い回されることなく、暇に飽かしてギャンブルをやるという構図が生まれたともいわれます。

 このように、群馬の女性は働きづめでした。その分だけ強くなるのも当たり前だったのでしょう。

 言葉遣いがぶっきらぼうで、態度や行動にも武骨なところがあるのが群馬県人。そのため、なんとなく近寄りがたいという印象を受けがちですが、いざ付き合ってみると寛容な精神の持ち主で、懐が深いことに気づくはずです。

 いい意味で単刀直入、黒か白かをすぐにつけたがる短気な部分もありますが、優柔不断とは縁遠いだけ、「赤城おろし」に似たドライさが心地良くもあります。

 ただし、熱しやすく冷めやすい面も否めません。群馬県人の情熱を持続させるためには付き合う方があれこれと手を替え品を替え、飽きさせない努力をする必要があるかもしれません。