〝大豊時代〟の到来はなるか。大相撲夏場所5日目(15日、東京・両国国技館)、綱取りに挑む大関大の里(24=二所ノ関)が、幕内玉鷲(40=片男波)を力強く寄り切って無傷の5連勝。一人横綱の豊昇龍(25=立浪)が序盤で2敗を喫したなか、優勝争いのトップを快走している。取組後の大の里は「目の前の一番に集中している。いいと思います」とうなずいた。
この日は、横綱審議委員会(横審)による本場所総見が行われた。大島理森委員長(78=元衆議院議長)は「大の里は構えながらも、慌てずに力強さを見せてくれた」と絶賛。紺野美沙子委員(64=女優)も「順調に白星を重ねて、かなり期待できるのでは。圧倒的に強い横綱が欲しいですね。圧力とスピードは、もう横綱じゃないかなと」と高く評価した。
紺野委員の相撲観戦歴は「かれこれ半世紀。蔵前(国技館)のころから」という筋金入り。印象に残っている横綱については「ちょうど大鵬、柏戸(柏鵬時代)の終わりの時期、小学5、6年だったかな。北の富士さんと玉の海さんが同時昇進(北玉時代)した時は、本当に興奮しましたね」と振り返る。その上で「ぜひ、2横綱の場所を見たいですね」と新時代の到来を熱望した。
さらに、紺野委員は「(大の里に)このまま一気に綱取りをしていただいて、豊昇龍を精神的にも少し楽にさせてほしい。豊昇龍はモンゴル出身で、まだ25歳。綱を一人で張るのは、かなりプレッシャーがあるのかなと思います」とも指摘する。横綱となってから苦戦が続く豊昇龍の〝負担軽減〟の役割にも期待した。その願いに、大の里は応えることができるか。











