元世界王者の見解は? ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)が4日(日本時間5日)、米ラスベガスで行われたWBA同級1位ラモン・カルデナス(米国)との防衛戦で逆転の8ラウンド(R)TKO勝ちを収めた。
井上は2Rに、昨年5月のルイス・ネリ(メキシコ)戦以来となるキャリア2度目のダウンを喫したものの、その直後にインターバルに突入。7Rにはダウンを奪い返し、8Rに猛ラッシュを仕掛けて勝利した。
元世界2階級制覇王者・亀田大毅氏(36)が、試合後に自身のユーチューブチャンネルを更新。「すごい試合でしたね。思っていた試合とは違うけど、結果的にはKOで終わった。2Rの時に(井上の)入りがちょっと微妙だと思った。ちょっとだけ(カルデナスとの)距離感が合わなさそうな感じがあった」と振り返った。
その上で、井上のダウンシーンについて「(カルデナスが)左フックを狙っているのは見てわかるけど、あれをヒットした時に前回のネリ戦と効き方が全然違った。今回はガチで効いていたので、ゴングに救われて助かった」と解説。「あとは次の切り替えしが良かった。(井上は)スピードも速くて対応力もめちゃくちゃあるので、1回ネリ戦で倒れて勝っているのが、一番大きかったんじゃないですかね」と私見を述べた。
試合後に井上は、9月にWBA同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)と防衛戦を行うことを明言。その後は12月にWBA世界フェザー級王者ニック・ボール(英国)、来年5月にWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・T)と対戦する見通しとなっている。
亀田氏は「(井上は)スーパーバンタムになってから短いラウンドでのKOが減っている。やっぱり井上選手のベスト(階級)は、スーパーフライとかバンタムぐらいだったんじゃないかなと思う」と指摘した。
この日のセミメインでは、WBO世界フェザー級王者ラファエル・エスピノサ(メキシコ)が、同級10位エドワルド・バスケス(米国)に7RTKO勝ちで防衛に成功していた。
モンスターの今後について、亀田氏は「エスピノサというフェザー級のチャンピオンが試合をしていたけどやっぱりデカい。(エスピノサと)スーパーバンタムとかバンタムで戦えるとしたら、井上選手に軍配が上がると思うけど…。フェザーだとああいうデカいのとかニック・ボールみたいに打っても、打っても効かずに、前に出てくる選手が相手になってくる。井上選手が世界のファンに見せる最後の仕事はフェザーなのかな」と見解を語った。












