ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(32=大橋)とWBC世界バンタム級王者・中谷潤人(27=M・T)によるドリームマッチの行方を、元世界王者が占った。

 元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高氏がユーチューブチャンネル「具志堅用高のネクストチャレンジ」の中で、来年春に実現の可能性がある夢対決について取り上げた。

 具志堅氏は「まだまだパワーは井上チャンピオンの方が上かな。一発のパンチ、パワーは井上チャンピオンが有利」としながらも「スピードとかテクニックは互角。中谷チャンピオンも、どのパンチが出るか分からない。左も右も同じような速さでくるから、やりづらいとは思う」と分析。「今のところ、誰が勝つって言えない」と現時点での勝敗予想を保留した。

 一方で、モンスターにも気がかりな要素があるという。井上の今後を巡っては、12月に階級を上げて、WBA世界フェザー王者ニック・ボール(英国)に挑戦する計画がある。具志堅氏は「できないことはないけど、俺が心配しているのは中谷さんとやる前に12ラウンド戦う判定の試合だったら、体力的に厳しい試合になると思います」と懸念する。

 その上で「早い回にKOしたらどんどん試合できるんだけど、12ラウンドのファイトをしていたら、なかなか…。(階級を)上げたり下げたり、3か月、4か月(の間に)に試合を組むのは難しいよね」と指摘した。井上はバンタム級時代を含めて10試合連続でKO勝ちを収めているが、フェザー級での戦いは未知の領域。判定までもつれる激闘なら、その後の試合にも影響を及ぼすとの見方だが…。果たして、どうなるか。