ジャーナリストの鈴木エイト氏が18日、文化放送「長野智子アップデート」に出演。SBIホールディングス会長兼社長の北尾吉孝氏が17日に開いた記者会見についてコメントした。

 北尾氏は米投資ファンドのダルトン・インベストメンツから、フジテレビ親会社のフジ・メディア・ホールディングスの社外取締役候補12人のうち1人として指名された。

 北尾氏は会見で「対抗しようというのなら、いつでも受けて立ちます」とフジ側が改革案に対抗する場合、5%あまりの株式を取得する可能性を示唆。また同氏は2005年、堀江貴文氏が率いるライブドア社によるニッポン放送の買収騒動で仲裁に入った経緯があるが「堀江君に悪いことをしたと思った。20年前の判断は珍しく外れていた」とも語った。

 同会見に出席したという鈴木氏は「なんかこれでいいのかなあ?とちょっと疑問に思ったんですよ」と指摘。「新しいものをいろいろやるというお話をされている中で、北尾さんって古い考えをする人なのかなみたいなところが見えて、もしこういう方がフジの経営に関わって要職についた場合、本当に変わっていくのかな?っていう点はちょっと疑問に思いました」と率直な感想を語った。

 金融事業とITの一体化など魅力的な提案はあったとしながらも、「実際の進め方とか人事とかが本当に刷新されていくのかな?とか。不安の方がより強まったのかなという気はする」と分析した。

 また北尾氏の発言の中に「ガバナンスの話が出てこなかった」とし、「ダルトン側もガバナンスのことを指摘して、それを改善するために北尾会長を推薦したと書かれているにもかかわらず、話の中に出てこなかった。そこに関してどう考えてらっしゃるのかな?という点は不安に思いました」と訴えた。

 さらに、北尾氏が堀江氏について触れた場面に関しても「あのへんもどうなのかな?って気にはなります。堀江さんをやたら持ち上げてる。堀江さんの場合、当然毀誉褒貶がいろいろある方で、当然プラスの面もあると思うんですけど、マイナスの面もかなりあると思うんですよね。フジテレビの中の人にして見たら、もし堀江さんが経営陣に入った場合どのように捉えていくのかな?っていうのはちょっと気になりますよね」と首を傾げていた。