【コンビニぺこ活】今月もフード業界の重鎮X氏が、コンビニ商品をじっくり分析・評価します。「春眠暁を覚えず――」と食い気より眠気に負けそうな季節ですが、手軽でおいしいコンビニ食で元気出していきましょう。 (評価は10点満点)
〝春のパン祭り〟状態?!
【ファミリーマート】
【しっかり端までクリーム入り!】「ながぁーーーーーーいカスタードエクレア」(税込み325円)
見た目通りの長いエクレアで、太さは普通のエクレアくらいで味も普通。ただ長いとちょっとうれしくなるのは間違いない。中身はカスタードクリームがしっかり端まで入っていて、チョコレートもたっぷりかかっているので、シェアしてもいいだろう。
ただ、カスタードクリーム自体は軽めでクリームパン的な風味、そしてチョコレートの口溶けはイマイチで、大きくなったのがウリの商品と言えそうだ。(おいしさ=6点、満足度=7点)
【香ばしさ捨てた変わったコンセプト】「白生クロワッサン(ダブル生チョコ)」(税込み168円)
ファミマが推している白系パンのクロワッサンだが、白いパンは焼いた時の「香ばしさ」を捨てた、かなり変わったコンセプトだ。
実食するとチョコレートクリームとホイップチョコレートクリームが結構入っていて、白焼きもっちり系のクロワッサン形のパンは、ふんわりで少し塩味があっておいしい。クロワッサンの香ばしさはないが、バター風味のクセのないパン生地は少しの塩味がクリームの味を際立たせていて、パン生地の味がより楽しめるので、これはこれでアリだ。(おいしさ=9点、満足度=7点)
【ローソン】
【野菜とハムを巻くとグッド】「とろ~りチーズナン」(税込み203円)
生地の中にチーズクリームが挟んであるが、チーズナンにしては甘さが少なく、チーズの油感や味も少ない。生地自体の味が甘さ控えめなのでチーズ風味の平らなパンという感じ。端の方は厚くなりやすくクリームも届かないので、やはりカレーとセットで食べるか、これで野菜とハムを巻いて食べるのがいいだろう。
インド料理店のチーズナンをイメージすると期待を裏切られるので、あくまでナンの形のチーズクリームパンとして楽しむのがいい。少し温めるとパン生地がよりおいしいく食べられる。(おいしさ=5点、満足度=5点)
【流通させたことの努力に〝脱帽〟】「バター香るクイニーアマン」(税込み149円)
クイニーアマンはフランスの菓子パンで、砂糖を包んだバターをパン生地で包み、パイ生地のように伸ばして折ってを繰り返し、カットして砂糖をまぶした型に入れて表面を焼いて飴状に固めたものだ。実食するとバランス的には食感のしっかりしたバター控えめなパイ生地のお菓子といった感じで、甘さもあって紅茶に合う。
日本は気温と湿度が高く、飴やパンやチョコレートには過酷な環境だ。特に飴は湿気に弱いためクイニーアマンを袋入りで流通させるのは大変で、これを流通させたことにかなりの努力がうかがえる一品だ。(おいしさ=6点、満足度=6点)
【セブン‐イレブン】
【本場の雰囲気を味わいつつ上品に】「ローストポークと野菜のバインミー」(税込み399.60円)
バインミーとはベトナムのサンドイッチだ。ちょっと柔らかいフランスパンに大根とニンジンのなますが入って爽やかさを演出し、豚肉ともよく合っている。さらにパクチーがしっかり入って香りが加わり、本場っぽい雰囲気が出ている。味はスイートチリソースよりなますの酸味が目立つがバランスはいい。ただし、パクチーが苦手な人は注意が必要だ。
個人的には肉の味にクセがなくて食べやすすぎる気もするが、これは日本人向けにアレンジして食べやすくしたということだろう。ちょっと上品なバインミーだ。(おいしさ=9点、満足度=7点)
【ニンジンのザクザク感がいいアクセント】「ピリッと黒胡椒の効いた酸辣湯」(税込み321.84円)
だしは控えめだが、たっぷり具が入ったボリュームのあるスープで、味は酸味が効いていて結構辛い。花椒の香りはないので痺れる感じではなく、唐辛子と黒胡椒のピリッとする辛さが特徴だ。
具は春雨、豆腐、豚肉、青菜、ニンジン、キクラゲ、シイタケが入り、卵を流してある。ニンジンのザクザク感がいいアクセントになっていて、ランチのもう1品にいいかもしれない。(おいしさ=7点、満足度=7点)























