「旭市20周年記念事業」の一環として開催される大相撲夏巡業・旭場所(8月30日、千葉・旭市総合体育館)の会見が3日、旭市役所で行われた。日本相撲協会から佐ノ山親方(元幕内千代の国)、米本弥一郎・旭市長、高橋秀典・千葉県議会議員が出席したが、目を引いたのが会見を仕切った司会者だ。
プロレスラー「KENSO(ケンゾー)」こと鈴木健三氏(50)は、共同テレビジョンのプロデューサーとして主催の大相撲旭場所実行委員会に名を連ねる。元WWEスーパースターが、なぜ夏巡業の実行委員となったのか。健三氏は「夏巡業の旭市への誘致に関わってきました。僕が旭市を取材したこともあったので」と明かす。
何より、元横綱朝青龍のおい豊昇龍(立浪)が横綱になった現在の角界とは、〝不思議な縁〟を感じているという。健三氏は1999年4月に、現社長の棚橋弘至とともに新日本プロレスに入門した。続いて2001年に新日本の一員となったのが朝青龍の実兄で豊昇龍の叔父、ブルー・ウルフ氏(ドルゴルスレン・セルジブデ氏)だった。健三氏は朝青龍&豊昇龍一族との驚きのエピソードを打ち明ける。
「やっと弟弟子ができたと喜んでいたら、僕と棚橋社長がブデ(ブルー・ウルフ氏)に呼ばれた。話を聞いたら『明日、モンゴルから彼女が来ます』と相談を受けたんです。われわれは『どうしよう?』となったけど、(新弟子の)仕事が大変だったし、初めての弟弟子を逃すわけにはいかない。それで僕のかみさんも近くに住んでいたんで、会社にナイショでかみさんの家に1年間、彼女をかくまったんです。そんなことが会社に知れたら大問題になるんで(笑い)」
「かみさん」とは元WWEディーバで、現在は千葉県議会議員を務める鈴木ひろ子氏のこと。新日本には秘密で、彼女をひろ子氏宅で同居させてもらったという。その「彼女」は後にブルー・ウルフ氏と結婚。子供をもうけたが、次男は昨年角界入りし、天狼星(錣山)として土俵に上がっている。健三氏と棚橋が「彼女」をひろ子氏宅にかくまっていなければ、誕生しなかったかもしれないわけだ。健三氏も「そんな中で、豊昇龍関も横綱になったので、すごくご縁を感じている」と、大相撲にますます興味を抱いていたという。
そうした中で実行委員に。「携わってみて、大相撲には歴史と伝統、スケール感がある。WWEは地方巡業も大きいですが、大相撲の地方巡業は規模感が比べものにならない。毎日、地方都市で『レッスルマニア』をやるようなもの。興行の部分ではすごく勉強になります」と健三氏は目を輝かせていた。












