悲願の初優勝はなるか。大相撲春場所10日目(18日、大阪府立体育会館)、元大関の幕内高安(35=田子ノ浦)が大関大の里(24=二所ノ関)を力強く寄り切って9勝目。1敗同士の直接対決を制して、単独トップに立った。
取組後は「体の調子もいいし、足腰がしっかり働いてくれるので、前に出られる。連日、いい相撲が取れている。(大の里は)入門した時から知っているので。こういう場所で戦えるのは光栄ですし、思い出に残る一番になりました。1横綱2大関撃破? 自信にして、終盤も自信を持ってやりたい」と充実した表情を浮かべた。
これまで何度も優勝争いを繰り広げながら、ことごとくV逸。単独首位に立ち再び巡ってきたチャンスに「過去にも経験があるので、経験を生かして明日も落ち着いてやりたい。残り5日、体を充実させて、気持ちよく相撲を取りたい」と気持ちを高めた。
日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)は「頑張ってほしいけどね。このままいくとは思わない。ただ、(優勝に)近づいているのは確か。目標があるから頑張れる。1つ負けてもいいと思っていけるかどうか」と指摘。粂川審判長(元小結琴稲妻)は「今までも最後の最後で逆転されたりするから。最後まで気を緩めずにやるでしょう」とベテランの奮闘に期待した。












