村上誠一郎総務相が4日の衆院本会議で、地方税法改正の審議中に議場を突然、退席して審議が一時ストップした。

 同法改正案を所管する立場であった村上氏は、本会議場のひな壇に座っている必要があったため、当初は着席していた。ところが同法改正案の討論で立憲民主党・松尾明弘衆院議員が登壇すると、村上氏の姿が見えなくなり、議場が大きくざわついた。

 これに額賀福志郎議長は、松尾氏の討論をいったん中止させた。その理由は「総務大臣はやむを得ない事情で退席した」と説明。数分後、村上氏が本会議場に戻ってくると、野党席の国会議員からは「やる気があるのか!」「散会だ、散会、散会だ!」と激しいヤジが飛び交い騒然となった。

 村上氏は退席の事情を説明するため答弁台に立つと「大変、失礼した。『ネーチャー・コールズ・ミー(自然が私を呼んでいる)』だったものでお許しください。どうしても我慢できなかったもので…」とトイレに行くためだった明かした。

 それでも野党側からのヤジが続いた。最後は額賀氏が「こういうことが再び起きないよう、阻相のないようにしたいので、ご理解をお願いしたい」と呼びかけ、議事を再スタートさせて収まった。

 その後、村上氏はこの日に衆議院で通過した2025年度予算案を受けて、与野党各党にあいさつ回りを行った。国民民主党の玉木雄一郎代表は、村上氏が訪れると「トイレは気をつけてください」と声かけ。村上氏は「(トイレで一時退席するため)後ろの職員さんにちゃんと言ったんだよ」と嘆いていた。