【岡田紗佳のもう一度見たい麻雀Mリーグ】

 2月17日第1試合 東2局2本場=鈴木優(P)、園田賢(ド)、松本吉弘(A)、菅原千瑛(B)

 KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。松本選手が18戦目にして今季初トップを取りました。

 東2局2本場の5巡目、分岐点を迎えます。いろんな選択肢がある中、松本選手が選んだのは萬子135からの5萬切り。すでに4萬が2枚捨てられていますし、カン2萬になった時の出アガリ率も込みで先切りしました。

 次巡、索子113668から3索切りを選びました。2索は1枚も見えておらず、決してカン2索が悪いというわけではないのですが、序盤に8索を切っている人と7索を切っている人がおり索子の上の方の場況が良いということで、1枚切れのカン7索を残しました。

 すぐにカン2萬が埋まって、カン7索で即リーチします。狙い通り山に3枚残っており、筒子のホンイツに向かっていた優選手から切られてロン。リーチのみの1300点のアガリとなりました。

 この試合、トップとなった松本選手は4回アガったのですが、3回が1300点、残り1回が2600点と低打点のみでした。ただ麻雀は積み重ねをしていくゲームで、キッチリと正解を引いて小さいながらも加点をしていくというのは大きかったです。

 このコラムを書く上で、松本選手を取り上げる時にはいつも局選びを迷います。なぜなら松本選手の打牌、選択がいつも正確だからです。突拍子もないことはしないけど、しっかり正着打を打ち続けるのが一番の強みで、だから“ベストバランス”といわれているのです。

 そんな松本選手が今季は17戦もトップがなかったというのは本当に珍しいことでした。私も今季はまだトップがありません。松本選手とは年齢も近いですし、同じ青山学院大出身ということで2人で話す機会も多く、「チームは別だけど一緒に頑張ろう」ということを言ってくれていました。お互いに「早くトップ取れよ」みたいなことを言い合って励まし合っていました。

 渋谷ABEMASはサクラナイツとボーダー争いするライバルで、松本選手のトップはチームにとっては全然うれしいことではないのですが、Mリーグ、番組を作り上げる仲間でありますし、若い同じ世代の人が活躍するのはうれしいです。私も松本選手に続かなきゃ、と思っています。