【岡田紗佳のもう一度見たい麻雀Mリーグ】

2月13日第2試合 南4局0本場=内川幸太郎(サ)、鈴木優(P)、二階堂瑠美(風)、渡辺太(ド)

 KADOKAWAサクラナイツの岡田紗佳です。この日の太選手は1300点をアガった後、1万6000点、1万2000点と大きな失点がありました。その後に満貫、跳満と連続してアガって点棒を回復し、2着目でオーラスの親番を迎えました。

 ただ2着目とはいえ3着目の内川選手とはわずか100点差で、優選手が軽い手をツモアガリしただけで着落ちしてしまいます。4着目の瑠美選手とはテンパイ・ノーテンでは順位は変わらない4100点差です。着順アップはもちろん、2着を守るためにもアガリを拾いにいかなきゃいけないですし、テンパイもかなり大事です。

 自身の手は決して良いとは言えない中、10巡目に下家の内川選手から8索のリャンメンチーが入ります。良形の部分を鳴いているので、怖さはあります。テンパイしていない可能性もあるけど、チーテンでもおかしくない。それでも自分が着落ちするいろんなパターンがあるため我が道を行くという感じで攻める人は多いと思います。さあ、どうするかという局面で、太選手は次巡に4筒、さらに3巡後に4枚目の7筒を持ってきて、受ける選択をしました。

4筒を持ってきて切らず
4筒を持ってきて切らず
7筒も絞りました
7筒も絞りました

 内川選手の捨て牌を見ると索子待ちはなさそうで、筒子がほぼ絡みそう。4枚目の7筒というのは急所になりそうな牌なのです。実際に筒子3568と持っており、47筒はテンパイするのに重要な牌でした。自分が47筒を切らなければ、内川選手がノーテンで終わる可能性は高いと踏んだのでしょう。

 さらに終盤、2筒を持ってきて、7筒を切れば一向聴に取れる状況になりました。トップ目もそう遠くなく、自身の連荘を見て切る人は結構いそうですが、ここも我慢して絞る、降りる選択をしました。

この2筒も切らず
この2筒も切らず

 4着目の瑠美選手が攻撃的ではなかったことも大きかったと思います。瑠美選手がツモアガリをした場合は、ほぼ確実に自分がラスになってしまいますが、どうもトーンが低い。仮に内川選手だけがテンパイの場合は3着落ちとなりますが、絞り込んでノーテンにすれば2着を確保できます。狙い通り、内川選手をノーテンにして2着で試合を終えました。

 攻めの選択が目立つ太選手はこの試合でも攻めた結果失点し、それを攻めて取り戻しました。ただ降りた方がいい時は降りる。メリハリが見えた半荘で、素晴らしい2着でした。