戦国バンタム級は怖い!? ボクシングの2大世界戦(24日、東京・有明アリーナ)の記者会見が22日、都内で開かれた。WBA世界バンタム級王者の堤聖也(29=角海老宝石)に挑戦する同級4位の比嘉大吾(29=志成)は、王座奪取した場合の展望について「誰ともやりたくない」と、統一戦などに後ろ向きな姿勢を示した。

 同い年の両者はアマチュア時代に2度対戦し、プロでも2020年10月に対戦して引き分けている。勝てばWBC世界フライ級に続く2階級制覇となる比嘉は、昨年9月にWBO同級王者の武居由樹(大橋)に挑戦して敗れた後に一度は引退の意思を明かしたものの、世界再挑戦のチャンスが巡ってきたことで再起。「戻ってきたことに感謝してこの舞台を楽しみたい。一番盛り上がる試合になると思うので、よろしくお願いします。お互いにこの4年でどう変わったか、見えるんじゃないかと思う」と意気込んだ。

 現在のバンタム級は、主要4団体の世界王者を日本選手が占め、同興行に出場するWBOアジアパシフィック同級王者の那須川天心(帝拳)ら強豪がひしめく戦国時代。そこでの立ち位置を問われると「挑戦者」と返答し、今後について「みんな強いんで、あまり誰ともやりたくない。あさっての試合に集中します」と自信なさげに話し、場内に笑いが起こった。

 受けて立つ堤は「試合が楽しみ。堤誠也らしい、サイクロンのような熱いボクシングをしたい」と闘志メラメラ。「4年前とはお互い違うのは明らかだし、正直、そこは気にしていない。比嘉選手の直近の試合を見て、バンタム級でも世界チャンピオンになる実力はある選手と思っている。強い選手との試合という心構えでいます」と気持ちを引き締めた。