国内のツアーなどで、観光バスのガイドさんが、「皆さん、47都道府県のうち、隣接する都道府県が一番多いのは何県だか分かりますか」というクイズを出すことがあります。その答えは長野県で「群馬、埼玉、新潟、富山、山梨、岐阜、静岡、愛知」と、8つの県と接しています。

 一方、隣接する県が一つもない、つまり、周りをすべて海に囲まれているのは北海道と沖縄です。

 では、本州の北端である青森県から西端の山口県へ陸路で向かうときに、どうしても通らなければならない県が1つだけあります。さて、何県なのか分かりますか。

 例えば、新青森から東京まで東北新幹線を利用する場合を考えましょう。青森、岩手、宮城、福島、栃木、茨城、埼玉の各県を通り、東京都に入ります。このとき、秋田、山形、新潟、群馬の各県を通ることはありません。

 という具合に、ルートや交通手段を問わず「陸路」という条件だけですが、どうしても通らざるを得ない…というのが兵庫県。地図を見ればスッキリしますが、北は日本海、南は大阪湾と播磨灘に面しているからです。

 兵庫県のように、北も南も海に接している県があると思えば、海岸線を持たない「海なし県」もあります。では、その数と、どの県かが分かりますか?

 答えは「8県」で「栃木、群馬、埼玉、山梨、長野、岐阜、滋賀、奈良」です。

 ◆平川陽一 早稲田大学卒。主に歴史ミステリーの分野で活躍。著書に「世界遺産・封印されたミステリー」「戦争で読む日本の歴史地図」「日本列島 名城の謎」などがある。