J1鹿島からドイツ1部マインツに移籍したMF佐野海舟(23)が、ドイツカップ1回戦の3部ウィースバーデン戦で公式戦デビューを果たした。1―1から突入した延長戦の末に3―1で勝利。佐野もフル出場でチームに貢献した。

 佐野はドイツ移籍が正式決定した後の7月14日に、男性2人とともに都内ホテルで30代の女性に暴行を加えた不同意性交の容疑で、駆けつけた警察に逮捕された。同29日に釈放され、その後に不起訴処分となった。1日からマインツに合流し、新シーズン開幕に向けて調整を続け、この日にスタメンとして待望の初陣に臨んだ。

 その一方、ドイツ紙「ビルト」によると、マインツのサポーターが佐野やクラブに対して猛反発しているという。同紙は「佐野をめぐるマインツとウルトラス(応援団)の争いは次のラウンドに入った。どうやらウルトラスにとって問題は終わっていないようだ」と報道。その上で、ウルトラスが「責任者は沈黙というよく知られた行動パターンについて指示している。このような問題をテーブルの下で一掃することは多くのレベルで間違っており、私たち、特に性暴力の影響を受けている人々はこの状況を容認できない」と主張していると報じた。

 一方、マインツは公式サイトで「佐野海舟に対する検察の捜査は終了した。選手に対する申し立てに関連して当局による法的決定は私たちにとって極めて重要です」とし「私たちは中傷や証明不可能な申し立てに断固として反対します。必要に応じて当社は取締役会に影響を与える虚偽の公的告発には法的処置も辞さない」と記していた。