科学者たちはタイムトラベルの証拠を求めてインターネットをくまなく調べている。未来から過去に来たタイムトラベラーが存在した証拠として、研究チームは「アイソン彗星」「フランシスコ教皇」という単語を徹底的に調べた。ウェブメディア「IFLサイエンス」が23日、報じた。

 ミシガン工科大学の物理学者の研究チームが、未来から過去に来た誰かがネットにヒントを残したかもしれないという証拠を求めた。そこで、ある日付より前に誰も言及したり、知ったりすることのない特定のキーワードをフェイスブックの投稿、X(旧ツイッター)の投稿、グーグルトレンドなど、ネットで徹底的に検索した。

 その特定のキーワードは二つ。2012年9月21日に発見された「アイソン彗星」。ホルヘ・マリオ・ベルゴリオが2013年3月13日に就任した時に選んだ名前「フランシスコ教皇」。

 チームは「アイソン彗星は、世界中の学会や雑誌によく記されており、未来でもアイソン彗星が知られている可能性がある。逆に2012年9月21日以前に何かをアイソン彗星と呼ぶことはありえない。したがって、2012年9月21日以前にネットでアイソン彗星に関する議論や言及があれば、未来からタイムトラベラーが過去に来た証拠となる」と説明した。

 コンクラーヴェ(教皇選挙)の末、大穴で選ばれた、史上初のイエズス会出身、初のアメリカ大陸出身、初めてフランシスコと名乗ったフランシスコ教皇も同様だ。

 残念ながら、研究者チームは最終的に関連する日付以前のアイソン彗星またはフランシスコ教皇への言及を見つけることができなかった。

 もちろん、これは必ずしもタイムトラベルが不可能だということを意味しない。未来からのタイムトラベラーは過去を変えないためにこん跡を残さなかっただけかもしれない。