政府は26日、小林製薬が製造した「紅麹」を使ったサプリメント(健康食品)を摂取した人に健康被害が出ている問題に動き出した。

 同製薬の紅麹の成分を含んだサプリをめぐっては、摂取した76人の入院が確認。さらに摂取した人の中には腎疾患で死亡した事例が報告されている。

「過去に中国製のサプリを摂取した人が亡くなったケースはありました。しかし、日本製健康食品の摂取による死亡例はこれまで確認されていません」(政府関係者)

 こうした事態を受けて林芳正官房長官は同日午後の会見で「健康被害の発生を把握してから、保健所や厚生労働省への報告や事案の公表まで、2か月余りの時間を要したことは誠に遺憾であります」と述べた。

 厚生労働省の担当者は同社の対応についてヒアリングを行い「結果を踏まえて必要な対応を行う」とした。〝食の安全確保〟に向けては同省、消費者庁、農林水産省などの関係省庁で連絡会議を行うことを検討している。

 武見敬三厚労省は報道陣の取材に「今週中をめどに薬事食品衛生審議会の調査会を開催して、事案の状況と対応の必要性を審議していただきます」と語った。