米大統領選の候補指名争いは民主、共和両党の予備選などが集中する天王山「スーパーチューズデー」の5日を迎え、世論への影響力の大きさから動向が注目されるグラミー賞歌手テイラー・スウィフトが、自身の立場は明かさずに投票行動を呼びかけた。

 インスタグラムのストーリーズ機能を使ってスウィフトは、この日が予備選の日であることを示した上で「皆さんに、あなた自身を最も代表して政権の座に就く人に投票してほしいということを伝えたかった。まだ投票していないのなら、きょう投票の計画を立ててほしい」とメッセージを発した。投票所の場所や時間もチェックするよう訴えた。

 インスタグラムのフォロワーが2億8200万人のスウィフトは、政治においてもインフルエンサーであることを示してきた。前回2020年大統領選では当選したバイデン氏の支持を明かし、18年と22年の中間選挙では有権者登録を行うようインスタなどで訴え、実際に登録者数が増えたという。18年の中間選挙では民主党支持も表明している。

 それだけに共和党のトランプ前大統領は、SNSを通じてスウィフトをけん制。保守系勢力では、民主党と絡めた陰謀論めいた言説もみられる。

 ただ民主党のバイデン大統領、共和党のトランプ氏とも候補指名が確実な情勢で、今回の投票呼びかけ自体は結果に大きな変化を起こすものではなさそう。11月の本選を踏まえ、投票行動を習慣づけることを意図したのか…。