今夏のパリ五輪代表補欠(リザーブ)をめぐる卓球女子の伊藤美誠(23=スターツ)の発言に、中国メディアも注目した。

 2年にもわたる過酷な選考レースを経てパリ五輪代表を逃した伊藤。補欠に選出される可能性が残る中、8日に都内で行われた世界選手権団体戦(16日開幕、釜山)に向けた公開練習で「私はリザーブというのは向かない。行かないと思う」と回答し波紋。金メダルを獲得した東京五輪混合ダブルスでペアを組んだ水谷隼氏らがリザーブの役割やラバーの違いを説明し擁護するなど、話題となった。

 これについて、伊藤を〝大魔王〟と呼び、警戒してきた中国メディアも注目。「網易」は「日本卓球協会を拒否? 伊藤美誠が意見を表明した」と報じた。

 同メディアは伊藤について「パリ五輪に出場できないのは残念だ」と記した。その上で「リザーブに向かない」発言について「補欠カードはとても重要なだけに、ネット上では強い懸念を引き起こした。伊藤選手は今でも非常に気骨があり勇敢なことがわかる」と、なかなかできることではないと仰天した。

 さらに「伊藤選手はキャリアを通じて中国のファンに深い印象を残した。誰もが伊藤選手が卓球のキャリアを続けることを望んでいる。次の試合でも力を発揮してくれると信じている」とエールを送った。

 この記事へのコメントでは「この不器用な選手が好きです」「強烈な個性がある」と賛同する声が上がった。最強のライバルの復活を中国のファンも望んでいるようだ。