映画「ゴジラ-1.0」の山崎貴監督が28日、ボートレース浜名湖で岸田一晃プロデューサーとともにトークショーを行った。
ゴジラと浜名湖がともに70周年ということから実現したコラボイベント。米国時間23日には「第96回アカデミー賞」で「ゴジラ-1.0」が日本映画として初めて視覚効果賞にノミネートされたこともあり、会場には「20回観た」「エキストラとして出演した」など熱心なファンが多数詰めかけた。
山崎監督はノミネートの瞬間について「いやあ、あの…すごい状況だったんです」と振り返る。
「ほぼアカデミー賞を取るか取らないかというような勢いでみんな集まってきちゃって。会社にスタッフ30人集まっちゃって、東宝の人やテレビ局まできちゃって、これ(ノミネートを)取らなかったらどうするんだろう、すごい恥ずかしいなと思って」
テレビ局に対し、残らなかったらどうするという相談もしていたというが、見事ノミネートの5作品に入った。
「少し安心しました。嬉しかったですね」と山崎監督が本音を漏らすと、岸田プロデューサーも拳を高々と上げ「初めてみましたよ、監督のこんなガッツポーズ」と瞬間の模様を再現した。
もっとも手応えはあったのだろう。米国でのプレミア上映では「反応がメチャクチャよかった」。過去、実写邦画の米興業収益記録は「子猫物語」(1986年公開、89年米国公開)の約1329万ドル。関係者から「まず子猫(越え)を狙いましょう」と言われたが、米公開3日目で「子猫を飛ばしました(笑い)」。34年ぶりに記録を塗り替え、1月21日までの米興行収入は約5189万ドル。アニメ映画が先行する日本映画のイメージに新風を起こしている。
アカデミー賞で視覚効果賞を受賞すれば、日本映画初はもちろん、監督としても第41回(1969年)「2001年宇宙の旅」のスタンリー・キューブリック以来、55年ぶり2人目の快挙となる。高い評価を受けている場面の一部を静岡県・浜松市のロケで撮っていることもあり、山崎監督は「僕にとってはウナギの要素も大きい。ウナギがおいしいんです。皮がパリっとした関西風が好きです」と、浜松市を堪能したことも告白。ロケ地の協力だけでなく食にも助けられたという。
米アカデミー賞受賞式は現地時間3月10日に開催される。再び監督のガッツポーズが見られるか。












