東京五輪のレスリング男子グレコローマン60キロ級銀メダルで、パリ五輪に内定している文田健一郎(28=ミキハウス)が、新天地で躍動する先輩に刺激を受けている。
レスリングのパリ五輪代表選手が4日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで合宿を公開。いよいよ五輪イヤーを迎え、文田は「心境的には、すごく落ち着いていて不安はない。あとはどれだけ追い込んで、8月を迎えられるか」と静かに闘志を燃やしている。
日体大出身の文田は、2016年リオ五輪男子グレコローマン59キロ級銀メダルで、現在は格闘技イベント「RIZIN」で活躍する太田忍(30)の後輩にあたる。太田は昨年大みそかの「RIZIN.45」(さいたまスーパーアリーナ)で、芦澤竜誠(28)に1ラウンドにパウンドを浴びせKO勝ちを果たした。
東京五輪代表を争った先輩の試合はリアルタイムでは見ていないものの、結果はチェック。「勝っていてさすがというか、僕はまだ勝手にライバルだと思っている。土俵は違うけど、同じように成績を残して活躍していると、僕も負けていられないとすごく思う。陰ながらですけど、応援というか注意深く見ています」。今でも太田を特別な存在として意識している。
その文田は「(東京五輪決勝では)実力で負けて、その要因が明確にある。パリでは、ミスとか後悔がないように準備をしていきたい」。悲願の金メダルへ、雪辱を誓った。












