◇守屋美穂(34)岡山支部101期

 大みそか決戦・ボートレース多摩川のプレミアムGⅠ「第12回クイーンズクライマックス」が28日に開幕する。26日にはオープニングセレモニーが行われ、女王の座を目指すことが許された12人がファンへ意気込みを明かした。カウントダウンコラム「舞い踊る女神」最終回は守屋美穂が登場。手が届きそうで届かないGⅠタイトルへの思いを語った。

 女子戦主体の他選手とは別路線を歩み、今年はGⅠを10節、SGはオールスター、オーシャンカップ、メモリアル、グランプリシリーズと4節走り、最高峰の舞台でもまれてきた。

 GⅠ優出は2月の児島中国地区選(5着)の1回だけと目立つ活躍はできなかったが、悔いはない。結果が出なかった分、上昇志向とともに反骨心はさらに高まった。

「今年は記念をたくさん走らせてもらって、テクニック不足を感じました。6等を取ることが多くて、やっぱりまだまだだなと思う1年でした。だからこそこれをバネにして頑張ろうと思えるようにもなりました」

 直前の住之江SGグランプリシリーズでは上位級のパワーを誇っていたが、予選ラストの勝負駆けを実らせることができなかった。「やっぱりこういうところにくると歯が立たない。どこがというより、まだまだ総合的に足りないな、と感じました」と痛感したことも改善点を見つめ直す契機にもなっている。

 女子戦になれば堂々の主役。得意舞台で年末の掉尾を飾るチャンスは十分ある。多摩川は直近6節で5優出。今年は6月と9月に参戦し、ともに準優勝と上々の結果を残し「イメージは悪くないです。仕上がりはいつも良くなることが多いですからね」と水面相性は文句なしだ。

 2020年8月のレディースチャンピオンではV戦1号艇を獲得しながら平山智加に2コースからまくられて、戴冠ならず。「勝てなかったことは残念だけど、それを特に意識することはないです」。GⅠ無冠と言われ続けることも同様で「もちろん勝ちたい気持ちは強いけど、意識はしてません」と流れに任せている。

 3年連続でレディースオールスターファン投票1位に選出されたことは意気に感じている。

「つらいことはいろいろあったけど、自分のやる気だけでは1年間を頑張り通すことはできない。やっぱりファンのみなさんの応援があってここまでこれたと思っているし、すごく感謝しています。そのためには期待に応えなくてはいけないし、早く結果を出すこと。それが一番だと思ってます」

 クイーンズクライマックスは5年連続優出中。舞台は得意の多摩川とあれば、機は熟している。