来年のパリ五輪代表選考につながるレスリングの全日本選手権3日目(23日、国立代々木競技場第二体育館)、女子68キロ級の石井亜海(21=育英大)が1回戦で尾崎野乃香(慶大)に2―6で敗れ、今大会での代表決定を逃した。

 石井は9月の世界選手権で5位に入り、五輪出場枠を確保。今大会に優勝をすれば、代表に決まる状況だったが、「相手の方が上だった。あの場で出せることは、全部出し尽くしたので後悔はない。勝てなかったのは、今までの過程に問題がある」と悔しがった。

 パリ五輪代表に決まる世界選手権3位以内を逃し、今大会に向かった。結果は出なかったが「切り替えに時間がかかったけど、気持ちが入らないと厳しい練習はできない。そこの期間は、仕方がない投資だと思って過ごしてきた。気持ちを切り替える時期が、もったいないとは思っていないし、そこから気持ちを入れて、やるべきことをやってきた」と振り返った。

 女子は全6階級のうち、68キロ級だけ代表が決まっていない。大舞台へ出場するには、今大会優勝選手と、別日程の代表決定プレーオフに臨まなければならない。石井は「やれることは、全部やってきた。残りの期間でまたさらにやれることを妥協せずに続けるだけ。相手が誰でも、絶対にぶっ倒す気持ちで臨みたい」と意気込んだ。