山陽オートの九州スポーツ杯GⅠ「第58回スピード王決定戦」は20日の最終日、12Rで優勝戦が行われ、佐藤励(23=川口)が制しGⅠ初優出初Vを決めた。通算では7回目の優勝。

 スタートは「タイミングが遅れた」と1コーナー6番手に。だが車速を生かし2周回で3番手まで浮上。「エンジン的には余裕があった。3日目の12Rが合わず、それを考え調整したのがハマった。直線で詰まるので、無理せず行けばいいと思った」と仕上がり万全の愛機を武器に、冷静に立ち回る。

 2番手で抵抗していた丹村飛竜を5周回で交わし、6周1コーナーで逃げる緒方浩一を抜き先頭を奪い、後続を振り切った。

 GⅠ初優出でも「緊張しなかった。逆に緊張しろと暗示をかけるくらい」という強心臓ぶり。初Vの好結果に「うれしい。スピードキングになった」と笑顔。ただ「大事なところで(Sの)タイミングが見られてないし、まだまだ」と反省も忘れない。

 当地は2022年に若獅子杯争奪戦でGⅡ優勝。そして今回とグレード戦で好走しており「水が合いますね。大好き」と相性抜群を自認する。

 次走は27日開幕の地元川口・スーパースターフェスタ。「当然(Vを)取りにいきたい。でも浮ついたらダメ。前節も良かったけど、切り替えて今回臨んだ。勢いをあえて持っていかず、一度リセットしていく」と謙虚だ。それでもマシンの仕上がり、スピードと申し分ない。今年最後のシリーズに大きな期待が持てる。