みなさんこんにちは、かおたんこと元SKE48の松村香織です。毎年ゴールデンウィークの時期になると、どうしても思い出すのが自分の卒業のことです。2019年5月2日に卒業公演を行ったのですが、当時は歴代最年長での卒業でした。

 30歳まで続けるのか、活動期間を10年で区切るのか、もう少し延ばしてキリよくするのか…。いろいろ悩んだ時期もありました。でも、その後にコロナ禍があり、アイドルとしての活動が制限されたことを考えると、あのタイミングで卒業を決断できたのは大きかったなと今でも思います。もし無観客や声出しNGの中での卒業コンサートや公演になっていたら、きっとどこかでやり切れなさが残っていた気がします。

 とはいえ、卒業してからもメンバーの話を聞いたり、自分がいないコンサートを見に行ったりする中で「もう少しいてもよかったのかな?」と思うことがあるのも正直なところ。大人数グループあるあるなのですが、自分が卒業しても、次の日から何事もなかったかのようにグループは続いていく。その現実に、ふと自分の存在意義を考えてしまったり、少し寂しくなることもありました。

 それでも今は「あの時の決断は間違ってなかったな」って胸を張って言えるように、これからもやっていきたいなと思っています(笑)。卒業当時はフリーランスになることにも不安がありましたが、こうしてアイドル活動中にもお世話になった東スポさんにもお仕事をいただけていることに感謝しています!

 そんなことを考えていると、ボートレースも少しだけ似ているなと思うことがあります。どのコースを選ぶか、どこで仕掛けるか、一瞬の判断が結果を大きく左右する世界。後から振り返れば「あの時こうしていれば」と思うこともきっとあるけれど、その時の状況の中で選んだ決断がすべて。だからこそ展開が向いた時にしっかり結果を出せるかどうか、そして迷わず攻めきれるかどうかがとても大切だと感じます。自分の選択を信じて攻め切れる選手が誰なのかそこをしっかり見極めながら、今節のとこなめをみていきたいと思います!

 今回は中日スポーツ杯争奪第46回チャンピオン大会。2日目は風の影響もあり安定板使用、周回短縮でのレースとなりました。平本真之選手や磯部誠選手といった豪華なメンバーが揃っていますが、その中でも注目したいのは、前節の住之江優勝戦で3コースから強烈なまくりを決めて優勝した中野仁照選手です。

鋭いスタートが魅力の中野仁照
鋭いスタートが魅力の中野仁照

 昨年は7月、8月と立て続けにフライングを切り、F2の状況で迎えた10月の蒲郡では3本目のフライング。そこから180日のF休みを経て今節は復帰3節目となります。

 そんな中で迎えた今節ですが、初日7Rでは2号艇からコンマ06のトップスタートで、一気にまくり切って1着。2日目5Rでは前づけによる進入変更で5コースからのレースになりましたが、ここでもコンマ10のトップスタートを決め、鋭い攻めからまくり差しで1着と、しっかり結果を残しています。12Rでもまくり差しがきれいに決まり1着かと思われましたが、磯部選手に差し返されて惜しくも2着。それでも内容の良さは十分に感じられるレースでした。

 3日目は2Rと7Rに出場予定。2Rはここまでの流れから見ても頭から狙いたい一戦ですし、7Rは赤岩選手との兼ね合いもあり、コース取りなどに注目したいです。どこまで攻めるのか、そして無事故で走り切れるのか。そのバランスも含めて目が離せません。3期ぶりのA1復帰を目指す中で、ぜひ結果につなげてほしいところです。

高勝率をキープしている鰐部太空海
高勝率をキープしている鰐部太空海

 もう一人、注目していたのは2026年後期に自己最高となる勝率7・03を記録し、2期連続でA1をキープしている鰐部太空海選手です。新期一発目の今節ではエース機候補12号機を引き当てましたが、初日にフライングを切ってしまい賞典除外となってしまいました。きわどいスタートでも勝ちに行くのか、それともリスクを取らずに確実に行くのか。その一瞬の判断が結果を大きく左右するのがボートレースの難しさであり、面白さでもあると改めて感じました。

 前半で書いた〝決断〟という意味でも今節はまさにその怖さと強さの両方が表れているシリーズとなりそうです。だからこそ誰がどこで踏み込むのか、その一瞬に注目しながら、引き続きボートレースとこなめを楽しんでいきたいと思います。