平塚競輪GI「第80回日本選手権競輪」は大会5日目の5日、準決3番勝負が行われる。カープ軍団の町田太我(25=広島)が11R準決で初のGI決勝に挑む。
臨機応変な対応が勝敗を分けた。準決進出をかけた一戦で、最大の難敵と目されたのがナショナルチームに所属する中野慎詞。「慎詞さんの後ろから」というもくろみは北日本3車が後ろ攻めを選択したことで崩れたが、前中団から赤板での先切りで冷静に対応した。さらに冴えわたったのが、打鐘付近での攻防だ。
「スパーンと出てくれたら番手のアベタク(阿部拓真)さんと勝負するつもりだった」が、中野がペースを緩めるや内から巻き返して再び先頭に。多くの選手が手を焼いていた風をものともせず、ライバルたちを置き去りにした。最後は番手の岩津裕介に微差で先着を許すも「マイペースで先行できて良かった」と笑顔がはじけた。
もともと先行力に定評はあったが、最近では意識して並走の練習にも取り組むなど戦法の幅を広げている。ダービーでの自身初の準決進出は偶然なんかじゃない。
今開催の会見では次戦について問われると「Let it beです」と口にしている。意味は「成り行きに任せる」。GIでは初の決勝進出へ気負いはない。












