いよいよ崖っぷちだ。大相撲九州場所7日目(18日、福岡国際センター)、綱とりの可能性がある大関貴景勝(27=常盤山)が幕内豪ノ山(25=武隈)に屈して痛恨の2敗目(5勝)を喫した。立ち合いからの押し合いで劣勢に立たされると、いなしで呼び込んで墓穴。最後は一気に寄り切られて土俵下まで転落した。

 取組後の貴景勝は「負けたので、それだけです。負けた理由は必ずある。初日からやってきたことを明日からも出すだけ。明日また、集中してやるだけ」と自身に言い聞かせるように話した。横綱昇進のためには好成績での連覇が求められる中、中日の折り返しを前に早くも2つめの黒星となった。

 審判長の浅香山親方(元大関魁皇)は「(敗因は)押せないことが一番。伸び上がって、前に全然攻められていない。勝っている相撲も、いなして崩してから。一気に持っていく相撲がない。本来は当たって一気に攻めていく相撲だと思うけど、押せない」と指摘。「気持ちを切らさず、最後までしっかり取り切らないと。力を出し切れればいい。思い切って相撲を取ってくれれば」と今後の奮起を促した。