「嵐」の二宮和也が先陣を切って「SMILE―UP.」(スマイルアップ、旧ジャニーズ事務所)から独立した。

 元V6の岡田准一もすでに独立の意向を示しているが、退所日は11月30日。二宮は24日付で退所しており、旧ジャニーズが故ジャニー喜多川氏の性加害を認めてから初の〝離脱者〟となった。

 二宮は24日、ファンクラブ向けのサイトで独立経緯に言及。「1回目の事務所の会見以降、自分の活動にも多くの影響が起き始め、正直な話、僕も怖くなったし、不安な気持ちにもすごくなり、これからどうしていこうかなと考え始めました」と赤裸々につづり、ジャニーズ2度目の会見を経て「自分の将来については自分自身で決めていかなきゃいけないし、でも仕事は走っていっているっていう中で一旦落ち着いて物事を俯瞰で見て考えていた時にやっぱりちゃんとしようと」と、エージェント契約ではなく独立を選択した。

 ファンが気になるのは活動休止中の嵐の今後。二宮の「独立」を嵐からの「脱退」と勘違いするファンもいたほどだ。

 二宮はサイトで「嵐がなくなるんじゃないかとか、不安に思われる方もいらっしゃるかとは思いますけども、僕は明日からも嵐です。嵐がある以上、嵐なので、それは安心していただきたいです」と説明。「また嵐が再開をする、活動をするというときはもちろん、メンバーとして活動を一緒にやっていきます」と述べ、ファンを安心させた。

 事務所的にも二宮の〝嵐宣言〟に大いに救われたはずだ。所属タレントの受け皿となる新会社の収入の大半を占めるのはファンクラブ収入だ。なかでも嵐はケタ違い。活動休止した2021年以降も減るどころか逆に増えており、現在は300万人超となっている。旧ジャニーズファミリークラブは入会金1000円、年会費4000円、事務手数料140円となっており、年が変わるごとに単純計算でも120億円もの大金が事務所に転がり込む。

 嵐ファンの特徴について、50代女性ファンは「活動休止しても(ファンクラブを)辞める人が少ないのは、嵐がいずれ再開すると信じているからです。その時までファンクラブを抜けることなく待ち続けて、メンバー5人に『おかえり!』と言いたいのです。裏を返せば、活動再開が『ない』と確定した場合、ファンクラブを抜ける人が続出するでしょうね」と語る。

 つまり独立した二宮が嵐再開に言及したことで、虎の子のファンクラブ収入は〝守られた〟のだ。

 その辺りのことまで緻密に計算された二宮のコメントだったようだ。