宝塚歌劇団の木場健之理事長が7日、兵庫県の同劇団内にて「定例取材会」に出席。同劇団生徒Aさんの急逝に関して死亡の経緯や理由を調べるために、外部の専門家による調査チームを発足したと発表した。

 今年2月に週刊誌が同劇団内でいじめがあったと報じ、それを受け同劇団では、内部で当事者の聞き取り調査を実施していた。しかし、先月30日にAさんが急逝する悲劇が起こった。

 木場理事長は「(週刊誌に)書かれている内容については、両当事者・周りにも聞いております」と切り出し、内部でのヒアリングの結果「あの記事内容そのものが無かったのではないかと思っております」とコメント。続けて「上級生が下級生へ髪型のアドバイスをすることはよくあること」と話し「故意に傷つけたというような状況ではなかった」と説明した。

 中立性を担保するため、調査チームには阪急阪神ホールディングス株式会社の顧問弁護士や劇団関係者は入らない。「我々、内部(関係者)でない方が良いだろう」と判断したとし、ヒアリングは宙組の生徒から実施すると説明した。

 外部の専門家は、大阪の大手弁護士事務所の弁護士2~3人以上になる予定。木場氏は「なるべく早くと思っている。時間をおかず、整い次第」と話した。生徒へのヒアリングが進む中で学校・組織の問題だと判断された場合には、木場氏もヒアリングに応じる。

 同氏はAさんが亡くなったことについて「夢と希望を持って宝塚に入ってきて、公演稽古に打ち込んできた生徒を失ってしまったことは、あまりに悲しくて大変残念で未だに受け止めきれない」と吐露。「なぜそのような道を選ばなければならなかったのか…。私たちはそこまでに何か出来る事が無かったのか」と言葉を詰まらせた。

 続けて「今後、このような悲しい事態が起きないように何をすべきなのか、しっかりと取り組んでいきたい」と強調した。