岸田文雄首相は15日、第2次改造内閣の副大臣人事で元スピードスケート選手・堀井学衆院議員の起用を臨時閣議で正式に決めた。

 内閣府副大臣に任命された堀井氏は、1994年のリレハンメル五輪スピードスケート500メートルで銅メダルに輝いた実績を持つ。

 スピードスケート引退後は政界に進出。自民党公認で北海道登別市選挙区から立候補し道議会議員となり、衆議院で当選4回を果たしている。

「堀井氏は2012年の衆院選で北海道9区から鳩山由紀夫元首相の対抗馬として自民党の公認候補となった。鳩山氏は公示直前に出馬を取りやめました。しかし堀井氏は旧民主党候補を大差で勝ち、日本で初めての五輪メダリスト衆院議員となって話題になりました。自民党内では安倍派に所属しています」(永田町関係者)

 大臣政務官人事ではロンドン五輪ビーチバレー元日本代表の自民党・朝日健太郎氏が環境大臣政務官になった。

「朝日氏は菅義偉内閣で国土交通政務官を歴任しています。自民党内では昨年の参院選東京選挙区から立候補し再選を目指した際、トップ当選したことが高く評価されています」(同関係者)

 岸田首相は閣僚人事で過去最多の女性議員5人を起用している。ところが副大臣と政務官の人事では、女性議員が1人も入らなかった。

 政界関係者は「官邸内から『自民党派閥のバランスに配慮した起用だった』との声が聞かれています。しかし女性議員の起用が期待された分、ゼロには驚きです」と語った。