絶好調の要因は? 大相撲秋場所3日目(12日、東京・両国国技館)、幕内北勝富士(31=八角)が大関霧島(27=陸奥)を寄り切り、初日から3大関を〝総ナメ〟。自身2度目の3日連続大関撃破を果たした取組後は「たまたま。自分の相撲がはまって相手のミスが重なっての白星。調子に乗らず、しぶとくやっていく」と表情を引き締めた。
好調を支えているのが、2歳5か月になる長男の存在だ。「家に帰れば育児が待ってますから。オンとオフの切り替えがしっかりできている。土俵に上がれば北勝富士、家に帰ればパパ。朝のおむつ替えから始まって、家でストレッチをしていると乗っかってきたり。リラックスできている」と父親の表情をのぞかせる。
夏巡業では念願だった親子での土俵入りも実現させた。「息子と土俵入りできて、一つの目標をかなえられた。(相撲の)勝った負けたは分かるらしいけど、負けても帰ると『おかえり』と言ってくれる。もうちょっと頑張らないといけない」とさらなる奮闘を誓った。名古屋場所は12勝を挙げて敢闘賞を受賞する一方で、優勝決定戦では新大関豊昇龍(24=立浪)に敗れて涙をのんだ。
このまま白星を重ねていけば、先場所のリベンジへの期待も膨らむ。北勝富士は2日に国技館で行われた八角理事長(60=元横綱北勝海)の還暦土俵入りで露払いを務めた。あと5年で定年を迎える師匠は「部屋から優勝力士を出すのが私の夢。何回かチャンスはあったけど、もうちょっと頑張れということじゃないですか」。家族と師匠のために、再び賜杯をつかみにいく。












