格闘技イベント「RIZIN.44」(24日、さいたまスーパーアリーナ)で、クレベル・コイケ(33=ブラジル)と対戦する金原正徳(40)が12日、盟友の所英男とともに東京・ロータス世田谷で公開練習を行った。

 約2分のスパーリングで目まぐるしく攻防の入れ替わる動きを披露し、順調な仕上がりをアピールした金原は「コンディション? いいです。できることとやれることは限られているので、その中で出し切りたい気持ちが強いです」と力を込める。勝てばヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)の持つRIZINフェザー級王座への挑戦も決定的になる大一番だけに「終わった後に『ああしとけばよかった』とか思えないような試合にしたい。そのための準備はしてきたというか。終わった後に倒れるくらい頑張りたい」と意気込んだ。

 相手は強敵のクレベルだが「通じなかったらそこまでの人間ということ。その答え合わせが楽しみですよね」と自然体だ。試合に向けて「クレベルをパスしてみたいというのはありますよね。楽しみながら試合ができれば。ビビらないことが大事かなと思います。攻めた結果やられたらしょうがない」とベテランらしく落ち着いた様子で話した。

 自身の試合から1週間後の「RIZIN LANDMARK 6」(10月1日、愛知・ドルフィンズアリーナ)でアラン〝ヒロ〟ヤマニハ戦に臨む所からは「ケガなく勝っていただいて、名古屋に来てもらいたいなって思います」とエールを送られた。これに金原は「勝って、所英男につなげるじゃないですけど。〝ど後輩〟の俺が偉そうに、先輩の背中を押したいと思います」と拳を握った。

 最後に「デビュー20周年の集大成だと思います。燃え尽きてもいいという思いでやってきました。最後になるかもしれない自分の姿を全ての方に見届けてほしいと思います」と覚悟を口にした金原。進退も賭すベテランの執念は、柔術界の鬼神を打ち砕くことができるか。