大麻取締法違反の罪に問われた俳優・永山絢斗(けんと)被告(34)の判決公判が1日午後に行われ、東京地裁は懲役6月、執行猶予3年を言い渡した(求刑懲役6月)。

 寺尾亮裁判官は判決理由で、前回公判(先月28日)で明かされた10代からの大麻歴に触れ「周囲の者から注意されたりして大麻をやめる機会があったにもかかわらず、使用を継続して、自宅において大麻を所持するという本件犯行に至った」と指摘。「被告人には大麻に対する依存性や常習性が認められ、犯行に及んだ意思決定は強く非難されるべきである」とした。

 ただ、永山被告には前科前歴がないこと、大麻の関係者との連絡を絶つなどして更生を図ろうとしていること、母親と所属事務所代表が更生を支援する旨の上申書を出していることなどを、情状理由に挙げた。

後部座席が徹底ガードされた永山絢斗被告を乗せたとみられる車
後部座席が徹底ガードされた永山絢斗被告を乗せたとみられる車

 判決を言い渡した後、寺尾裁判官は「あなたのことを応援して、復帰を望んで待っている人たちがいるのですから、その人たちの期待を裏切らないように、大麻との関係を断ち切って、しっかりと立ち直ってほしいと思います」と優しい言葉を掛けた。

 永山被告は保釈時や前回公判と同じ、黒っぽいスーツにネクタイ姿。白マスクもずっとつけたままだった。証言台に立ち、手を前で組んで判決を聴いている間は微動だにせず。裁判は5分ほどで終了した。

 永山被告が法廷内で表情を変える場面はなく、ずっと神妙な面持ちだった。ただ前回公判同様、入廷と退廷時には裁判官に向かい一礼。前回は、一般傍聴人が入廷した時にはすでに担当弁護人2人とともに着席していたが、この日は開廷時間を過ぎてから入廷した。

 黒い車で地裁入りしたのは、前回と同様に開廷の約30分前。永山被告が乗る後部座席は、前にも、横の窓にもカーテンが引かれて徹底ガードされた。永山被告は公式SNSなどを行っておらず、所属事務所も今どき珍しく公式ウェブサイトをもたないため、ファンが近況を知るすべはない。