「なにわ男子」の厚遇はなくなるのか。ジャニーズ事務所創業者の故ジャニー喜多川前社長による性加害問題について、外部専門家による再発防止特別チームが29日に現社長の藤島ジュリー景子氏の辞任を提言した。この提言通り、ジュリー社長が辞任した場合、影響が出てきそうなのが同社長のお気に入りタレントたちだ。今後どうなっていくのか――。
今年5月に謝罪動画を出してから、表舞台には姿を現していないジュリー氏。自身に降りかかってきたおじの性加害問題に対応できずにいたが、今回の特別チームの提言で事態は動き出しそうだ。
「ジュリー氏の辞任を提言したのも、同氏が社長の職を辞する気持ちがあったからこそ出てきたものと業界では捉えられています。辞任の流れは止められないでしょう」(芸能関係者)
だが、今後、ジャニーズが開くと明言している会見にジュリー氏は出て来ないとみられている。
「ここまで逃げられたのだから、逃げ切るつもりでしょう」(同)
社長辞任となれば、気がかりなのがタレント勢だ。大所帯のジャニーズ事務所だが、実はドラマやバラエティーなど番組への出演が決まりやすいタレントは限られてきた。
ある制作会社関係者は「ジャニーズがジュリー体制になることが明確になってから、とにかく〝ジュリニ〟と言われるお気に入りグループが中心になってテレビに出演してきた」と明かす。
その筆頭は何と言っても「嵐」だろう。
「ジュリー氏が最も力を入れて売り出し、実際に売れたグループですから、かわいくてしょうがない。次に来るのがTOKIO、関ジャニ∞あたり。TOKIOはジュリー氏が最初にマネジメントにかかわったグループですし、関ジャニも関西ジャニーズをジュリー氏が任されるようになってから、かなり力を入れたグループの一つ。ほかにもユーチューブの『ジャにのちゃんねる』で『嵐』の二宮和也と一緒に出ている菊池風磨も、〝ジュリニ〟の一人とみられています」(同)
9月末で番組終了が決まった「VS魂」(フジテレビ系)もメインが「嵐」の相葉雅紀でなければ、とっくの昔に終了してもおかしくない低視聴率番組だった。
また、近年の〝ジュリニ〟の代表例と言えば「なにわ男子」だ。同グループは21年にデビューしたが、その前年に地上波の冠番組がスタートするという異例の厚遇。昨年の大みそかにはNHK紅白歌合戦に初出場したばかりか、今月26~27日に放送された日本テレビ系夏の大型特番「24時間テレビ46」のメインパーソナリティーにも抜てきされた。
「一時は、ジュリニのスケジュールから埋めていくという局もあったほどです」(同)
今月9日に「なにわ男子」の西畑大吾が金髪カツラをかぶって女子アナと密会していたことを一部で報じられたときもこんなことがあったという。
「ジャニーズは『西畑はパーティーをやっていた』と周囲に必死に言い訳をして不問にしたんですよ。『なにわ男子』じゃなかったら、かばわなかっただろう」(同)
そんなジュリニたちも、ジュリー氏という後ろ盾がなくなれば番組が減ったり、ほかのジャニーズタレントがのし上がってくるということもありえそうだが…。
「ジャニーズの株を持っているのはジュリー氏ですし、手放すということは考えづらい。そんな人が社長から外れても、影響力を持ったままですから、天下は続くでしょうね」(同)
ジャニーズ内のタレント勢力図が変わった時、ジャニーズ事務所が本当に変わったと言えるのかもしれない。












