人気アイドルグループ「乃木坂46」が28日、東京・明治神宮野球場で「真夏の全国ツアー2023」の東京公演最終日を開催。25日からの4日間で計15万2000人を動員した。

 毎年恒例の「真夏の全国ツアー」は7月1日と2日の真駒内アイスアリーナ(北海道)公演を皮切りに、大阪、広島、沖縄、愛知、宮城と全国7か所16公演で総合計25万人を動員した。ツアーの最終地点となる神宮野球場公演は、過去最長となる4日間開催となったが、チケットはソールドアウト。勢いそのままにグループの〝聖地〟へと乗り込んだ。

 この日はケガの治療のため欠席となった5期生・川﨑桜(20)がライブ前の会場アナウンスを担当するサプライズも。涙ながらに「神宮の会場に出演することはできなかったけど、会場でお話しする機会をいただけました。神宮の風を感じることができてうれしいです。みんなのことが大好き! さくたんさんシュワシュワ!」とキメ台詞を披露し、ファンを盛り上げた。

 ライブは「OVERTURE」を経て「裸足でSummer」からスタート。爽やかな曲調の中トロッコに乗ったメンバーが現れると、会場から地響きのような歓声が上がる。「ジコチューで行こう!」「ガールズルール」といった人気曲ではコールアンドレスポンスも沸き起こり、ファンとメンバーの固い絆を感じさせるスタートとなった。

 4期生の遠藤さくら(21)は「4日目ということで気合が入って(髪型は)ポニーテールにしてます!」と〝限定ビジュアル〟を解禁すると、夏の解放感から3期生・与田祐希(23)にキスする場面も。ライブを楽しみながらも「(ツアーの)集大成なので、みんなで一生懸命支えあって頑張りたいと思います!」とファンに誓い、この夏だけのライブを全力で盛り上げた。

大掛かりな演出で場内を盛り上げた
大掛かりな演出で場内を盛り上げた

 ライブ後半には「絶望の一秒前」「4番目の光」「三番目の風」といった期別楽曲をパフォーマンス。1、2期生がグループを卒業し、3期生から5期生でのライブはこのツアーが初めて。3代目キャプテンを務める梅澤美波(24)は「期は違えど皆ここに憧れ、目指し、夢見てきました」と後輩にメッセージを届けると、3期生へは「歯を食いしばってきた日々も今思えば宝物に感じます」と話し、言葉に詰まる。それでもメンバーを思い「みんなと一緒だからここまで頑張ってこれました」と言葉を紡ぐと、会場は暖かい拍手で包まれた。

 本編ラストの楽曲は最新シングルの表題曲「おひとりさま天国」(8月23日発売)。5期生ながらセンターを務め、ツアーを引っ張った井上和(18)は最終日を迎え「安心感の方が強いです」と吐露。ただ、新センターとしてこの夏を乗り越えたことに手応えを感じ「もっともっと誰かの期待に応えられる人になりたいし、希望を与えられる人になりたいなって思います! 乃木坂46がこれからも誰かの頑張る理由になれるよう頑張ります!」と声を張り上げ30曲目を力いっぱいパフォーマンスすると、ツアー完走を祝うかのように神宮の夜空に460発の花火が打ちあがった。

 アンコールでは梅澤が「私たちにも4日間乗り越えられました!」と叫ぶ。世代交代を経て、自分たちがグループを引っ張ることには不安もあったが「先輩の後を受け継げたと証明できたと思います!」と充実感をにじませると「乃木坂の詩」をファンとともに熱唱。3期生を筆頭にした新世代の乃木坂46が、また新しい〝坂道〟を登り始めた。