テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」でコメンテーターを務める同局社員の玉川徹氏(60)が31日の放送で定年退職し、8月1日以降は「元社員」として出演を続けることを明らかにした。フリーという立場から他局出演も可能になったが、あくまでも本人はテレ朝にこだわっている。フリーになるにあたって背中を押してくれた田原総一朗氏司会の「朝まで生テレビ!」だけではなく、同局の看板報道番組「報道ステーション」まで縦横無尽な活躍が見られそうだ。
31日放送の番組終盤で、司会の羽鳥慎一アナが「皆さまにお知らせがございます。玉川さんが今日で定年退職です」と伝え、「明日からは『元社員』という立場で引き続き番組にもご参加いただきたいと思います」と報告。玉川氏は「本当に寂しくない定年を迎えられる私は幸せ者だと思います」と感謝した。
〝社員コメンテーター〟として歯に衣着せぬ発言で高視聴率の同番組に貢献してきた一方で、時に物議を醸すこともあり、昨年9月には安倍晋三元首相の国葬での菅義偉前首相の弔辞について事実に基づかない発言をしたとして謹慎処分に。復帰後の10月以降は不定期出演し、今年4月からはスタジオのレギュラーコメンテーターとして復帰していた。
65歳までは雇用延長で嘱託として勤務も可能だったが、玉川氏はフリーを選択。取材によれば、現時点で事務所に所属することはなく、元社員のフリーのコメンテーターとして同番組に出演することになった。
今後は他局への出演も可能な立場になり、ネット上では各局を股に掛けた〝玉川節〟を期待する声も多いが、本人は周囲に「他局の番組に出たいとかはない」と話しているという。
テレ朝関係者の話。
「『テレ朝の他の番組には出てみたい』と胸の内を明かしている。その一つが、尊敬する田原さんが司会を務める『朝まで生テレビ!』です。プライベートでも交流のある田原さんは、ずっと玉川さんを評価してきた。当時は実現しなかったが、自ら『朝生』出演を玉川さんにオファーしたこともあったとか。フリーになったことで、玉川さんが出演する日も近いと言われている」
かつて田原氏が進行を務めた同局の政治討論番組「サンデープロジェクト」(1989年~2010年)で、玉川氏はスタッフとして参加。田原氏のジャーナリストとしての姿勢に憧れ、大いに影響を受けてきた。
自身が謹慎処分になった際は田原氏から激励の連絡があり、コメンテーター復帰の背中を押されたという。
「社員コメンテーターとしての立場に少なからぬ不安を感じた玉川さんに、田原さんが『元気なうちにフリーになるべき』とアドバイスしたこともあったとか。生涯ジャーナリストを目標にする玉川さんは、89歳になってもなお一線で活躍する姿は『憧れ』と語っているほど。フリーの道を選んだことにも少なからぬ影響を与えているともっぱらです」(同)
番組で定年退職を報告した際、玉川氏自身が「最後まで平社員でね、やりましたね」と語ったが、平社員ながら看板番組でレギュラーコメンテーターに抜てき。それは同局の早河洋会長が目をつけ、社員にもかかわらず自由に発言する〝異例の待遇〟を許してきたからでもある。
どんなに炎上しても守ってくれた会社に玉川氏は感謝しており、当分は〝テレ朝のために〟力を尽くすことになる。
「『報道ステーション』など夜の報道番組に出演する可能性も大いにあるでしょう。社員の労働環境に厳しくなっている中で、フリーならば朝と夜の番組に玉川さんが出演することも可能かも。社内では意外とおとなしく低姿勢で出世しなかったこともあり、下からの人望もある。いろんな番組が争奪戦を繰り広げそうですよ」(同)
「朝生」の〝司会後継候補〟の1人としてもウワサされている。元社員になっても、存在感は増すばかりのようだ。












