◇守屋美穂(34)岡山支部101期

 ボートレース津のプレミアムGⅠ「第37回レディースチャンピオン」が8月1日に開幕。女子トップレーサーが集結し、激闘を繰り広げる。〝真夏の女王〟の座を射止めるのは誰か――。ビッグレース恒例の直前カウントダウンコラムは「夏女!」と題し、近況の活躍が光るレーサーに注目。第1回は守屋美穂が登場。取れそうで取れないGⅠタイトルへの思いを語った。

「結果は出ているけど、反省のレースもある。『手応えがある』という感じではないんです」。近況の感触について率直に、こう打ち明ける。

 6月の徳山一般戦で優出(3着)すると、続く多摩川一般戦でも準V。さらに、まるがめ、桐生のヴィーナスシリーズで連続V。前節の児島SGオーシャンカップも3、4日目に着を落として準優進出は逃したが、序盤2日間は1、3、1着と好走した。

 女子戦だけではなく男女混合戦でも活躍しているものの、守屋自身は納得していない。「結果が出ているのは、エンジンで欲しいところが最低限は出ていたから。まるがめは足が良かった。桐生ではあまり良くなかったけど、大事にしているところがしっかりきていたので優勝できたのかなと思う」。〝エンジンのおかげ〟を強調するが、この結果は地力の高さ、リズムの良さの証明。より高いレベルのレースを目指しているからこそ、自身への評価については厳しい言葉が並ぶのだろう。

 2019年7月の芦屋GⅡモーターボート大賞でV。2020年若松PGⅠBBCトーナメント(4着)、今年2月の児島GⅠ中国地区選手権で優出(5着)と男子トップレーサーとも互角に戦える実力はある。

 女子戦では常にV候補となる存在だ。2018年11月・芦屋レディースチャレンジカップ、昨年2月の桐生レディースオールスターなどGⅡタイトルは手にしているが、GⅠは未冠だ。レディースチャンピオンでは2020年の多摩川で優勝戦1号艇で2着。2021年の浜名湖も、準優1号艇で3着と勝ち切れなかった。

「岡山の先輩方には(GⅠで)たくさん優勝している方がいる。その先輩方と違って私には何か足りないものがあるのかな。それが分かってないから、優勝できてないのもあると思う。もっと自分に厳しくしていかないといけない」

 GⅠ4Vの田口節子、2Vの寺田千恵、1Vの金田幸子という偉大な先輩の姿を間近で見ている。その背中に少しでも追いつくためにも「女子のタイトルなんで取りたい」と気合も高まる。その一方で「自分のやるべきことをやって、それが結果につながればいいという思いもある。それはどのレースでも一緒。常に優勝を目指して走っていますから」と、まずは自身の持っている力をすべてぶつけるつもりだ。