森保ジャパンの新10番として注目を集める日本代表MF堂安律(25=フライブルク)が持つ〝資質〟とは――。堂安は6月の活動から栄光の背番号10を担うことになった中、元日本代表MF前園真聖氏(49=本紙評論家)が大役の適性に迫った。

 背番号10はカタールW杯まで務めたMF南野拓実(モナコ)が今年に入って招集されておらず、新任が注目の的に。MF三笘薫(ブライトン)やMF久保建英(レアル・ソシエダード)の待望論も高まったが、6月の活動から堂安の就任が正式に決まった。16強入りしたカタールW杯で、優勝候補のドイツとスペインを相手にゴールを奪って歴史的金星へと導いた功績が決定打となった。

 当の堂安は10番就任に際して「特別な番号と認識している。今まで背負ってきた拓実くんや(MF香川)真司(C大阪)くん、中村俊輔さんとか、彼らのまねじゃなくて、堂安律にしか出せない10番像をつくっていきたい」と決意表明した。

 それでは、堂安が〝日本の10番〟を背負う資質はどこにあるのか。前園氏は「時にはビッグマウスと呼ばれることもありますが、堂安は代表の中に入っても、ちゃんと言葉にするところが素晴らしいです。そういう部分は重要ですし、リーダーシップを持っていると思います」と指摘した。

 最近の選手は積極的に前に出て発言する選手が少ないが、堂安は普段から口数が多く強気な姿勢でグイグイと周りを引っ張るタイプ。10番こそ背負っていないが、カリスマ的なリーダーとして長年代表を支えたMF本田圭佑に通じるところもあり、その強烈な発信力が2026年北中米W杯優勝を狙うチームにとってプラスに作用しそうだ。本人は「10番を付けたからといって何も言えない堂安律はイヤなので、これからも変わらず伝えたいことは伝える」と宣言している。

 もちろん最も重要なのは、やはりピッチ上での結果。前園氏は「今後は大事なところで点を取ることが求められると思います」と大役にふさわしい活躍を期待した。