日本ボクシング協会が22日、前WBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(34=志成)のドーピング検査の抗体から大麻成分(THC)の代謝物が検出された問題で、異例の声明を出した。
小林昭司会長の名で「当協会は、一般社団法人日本ボクシングコミッション(JBC)による今回の標記発表について、事前に何も知らされておらず(そもそも、当該代謝物の基準に関する事項さえ知らされておりません)、また昨年末の事象につきその半年後に、しかも同選手の新たな試合の直前に、このような発表をした点につき、大変困惑しております。JBCに対し、緊急理事会などを通じて、上記発表についての詳細な説明を求めていく所存です」とコメントした。
JBCは前夜、昨年大みそかに行われたWBA同級王者ジョシュア・フランコ(米国)とのWBO・WBA世界王座統一戦の終了後に行った検査で、井岡の尿検体から大麻成分の代謝物(THC―COOH)が検出されたと発表した。ただし、世界ドーピング防止機構(WADA)の基準値を超えていないため、日本ボクシングコミッションルールには違反していないと判断。24日に井岡が東京・大田区総合体育館で予定するジョシュアとのWBA世界スーパーフライ級王座戦は予定通り開催される。
だが、日本ボクシング協会は寝耳に水だったようで、JBCの今回の対応に混乱している様子。同協会は「当然ではございますが、当協会は今後も、伝統あるプロスポーツであるボクシングの伝統と尊厳を守るため、所属会員の興行に関し、法令や諸規則を遵守し行うよう、徹底して参る所存でございますので、関係者またファンの皆さまにおかれましては、何卒ご理解のほどよろしくお願い申し上げます」とした。












