元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が21日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)に出演し、千葉・山武市の〝砂嵐問題〟について語った。

 山武市では、市が住民に十分説明しないまま市有地を大規模な土砂置き場に転用し、搬入された建設残土(建設発生土)が最大メートル積み上げられ、砂ぼこりが周囲の住宅に飛散する問題が発生。近隣住民からは砂ぼこりや雨水による水害など、被害を訴える苦情が相次いでいる。

 新聞報道で問題が大きくならないと議会は動かないのかと聞かれた橋下氏は「役所をやってると色んな仕事がありますので、そういう実情はあります。僕も(大阪)市長時代に、(大阪市)西成区の不法投棄問題をメディアで生放送で指摘されて初めて分かって、それから対応したことがあった」と明かす。山武市議会には「議会が何かひと言でも言わなかったのか疑問に思う」と苦言を呈した。

 具体的な残土対策には「フェンスを作ること、排水施設をしっかりやること。これが大原則なんですけど」と言い、「それを怠っていて、市長が去年の4月に認識していた。メディアが指摘するまでの間、何で誰も動かなかったのか。極めて不可解」とピシャリ。問題発覚から1年3か月、これを認識しつつ対処しなかった市長に対し「一応動いてましたってことですかね。何にも知らなかったというわけではないと。それにしても砂ぼこりとか役所の職員が現地に行けば、どういう状況か分かるはずなので。ずさんすぎたという指摘は仕方がないですよね」と指摘した。

 砂ぼこりにさらされる住宅の映像を見て、「去年の7月から10か月くらい放置っていうのは、市長も役所も厳しく批判されても仕方ない。ここで事故が起きた時に、もっと大きな問題になりますよ」と危惧した。

「まだ救いなのは、市長と役所がきちっと謝罪してますので、これから適切に迅速に対処してほしいと思います」とまとめた。