ボクシングで日本人初の世界5階級制覇を達成した藤岡奈穂子(47=竹原&畑山)が29日、都内で引退会見を開いた。
藤岡は引退を決めた理由について「昨年4月に米国でマーレン・エスパーザを相手にWBA・WBC王座統一戦に挑んだが敗れた。1年たって、節目ということで選手としては卒業を決めた」と語った。
1年間の空白期間をへて引退を決めたことについては「敗戦直後に引退しようと思ったが、試合後にプロモーターがきてもう一度米国に呼ぶからと言われ、チャンスがある限りは頑張ろうと思った」。しかし結局は条件面で折り合いがつかず、試合は実現しなかった。
元ソフトボール選手で実業団でプレーしていた藤岡は2009年6月にプロデビュー。47歳まで現役を続けられた秘訣は「あまりストイックにやらなかったこと。厳しいマッチメークもあったけど、思い詰めず楽しくやってきた」と自身のボクサー道を振り返った。
ボクシング元世界チャンピオンで、所属ジムの会長を務める竹原慎二(51)も会見に同席。藤岡について「いままでよく頑張ってきた。リーダーシップをとってくれた。頑張り屋さんだし、これからは女性が引っ張る時代だから、2年前から引退したら政治家になれよと畑山(同ジムGM)と言っている」と明かした。
藤岡は今後に向けて「自分がやってきたボクシングを通して、子供やお母さん世代を対象に、イベントをやっていきたい。ボクシング界に恩返しがしたい」と先を見据えた。











