歌舞伎俳優の市川團子(だんこ=19)が〝歌舞伎界の希望の星〟となっている。市川猿之助に代わり、20日から東京・明治座の「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」の昼の部「不死鳥よ波濤(はとう)を越えて」で、主人公・平知盛を演じた。
27日の千秋楽では朝から明治座は長蛇の列で、立ち見席が出るほどの大盛況。終演後には約5分間、スタンディングオベーションも起きたという。
そんな團子の父親といえば、俳優の香川照之。市川中車を襲名して歌舞伎デビューしたのは2012年、46歳の時だった。すでに売れっ子俳優だったが「澤瀉屋(おもだかや)」を背負い、将来的に猿之助の名跡を團子に継がせたい意向で、歌舞伎界入りしている。
そんな決断をしたからこそ〝澤瀉屋のホープ〟となった息子の姿に、涙を見せているという。
「中車さんは涙もろいところがあり、特に息子のことを話す時は涙腺が緩む。師匠である猿之助さんの代役という重責を担った息子を気遣い、贔屓筋にも『未熟ですが、お願いします』と涙を見せていた」(梨園関係者)
猿之助は、中車も團子も「まだまだ経験不足」と厳しい評価を下していたのは周知の事実。しかも團子が代役を務めた公演は、宝塚歌劇団とスーパー歌舞伎を合わせたような〝現代の歌舞伎〟だ。
「猿之助さんも厳しく指導してきましたが、團子さんも古典歌舞伎について『まだまだ全然わからない。勉強しなければ』と口にしている。中車さんも、息子が救世主ともてはやされる世間の声と、実力に大きなへだたりがあることは十分にわかっている。だからこそ息子のプレッシャーもわかっている」(同)
自身も銀座ホステスへの性加害報道で迷惑をかけてきた。ショックと重圧を抱えながら懸命に前を向く息子を支えている。












