歌舞伎界に造詣の深い落語家・快楽亭ブラックが、25日までにユーチューブチャンネル「映画『落語家の業』公式アカウント」を更新。両親が死亡し、自身は救急搬送された歌舞伎俳優・市川猿之助(47)を「天才」と絶賛した。

「四代目を継いでから大活躍でございまして、先代が『革命児』だったら当代・市川猿之助は『天才』でございますね。もう子供の時分から天才だった」

 ブラックが〝一番スゴい業績〟として挙げたのは、2015年初演の「スーパー歌舞伎Ⅱワンピース」だ。

「もう私、ずっと見ておりますけど、明治以降作られた新作、これを歌舞伎界では『新歌舞伎』と言うんですが、これの最高傑作がワンピース」

 この公演についてブラックは「役者が舞台から客席に降りてきて、役者と観客がひとつになって盛り上がるという、大変に素晴らしいものでございました」。さらに「コロナ禍3年間で、一番松竹に、歌舞伎ファンに貢献した役者は四代目市川猿之助じゃないかと思ってる」と絶賛した。

 だが最近、猿之助に異変を感じていたともいう。

「今年になってから猿之助が演じるラインナップ、もう〝見たいな〟っていうワクワクさせるものが全然なくなって、なんかもう見る前から〝なんでこんなつまんないのやるのかな〟っていう演目が、ず~っと半年ぐらい並んでいたんで心配してたんでございますが、それがまぁ、こういうことになっちゃったんでございますねぇ」

 ブラックは故・立川談志さんの弟子だったが、借金が原因で一門から除名となった。現在は落語団体に属しておらず、〝孤高の落語家〟〝落語界の異端児〟などの異名をとるが、根強いファンは数多い。