アニソンユニット・angela(あんじぇら)が20日、岡山県・岡山市民会館でライブ「20th Anniversary☆岡山凱旋 Day1『全部が主題歌ライヴ!!!』」を開催した。

 ボーカルのatsuko、ギター&アレンジのKATSUの2人のangela。アニソンシーンで絶大な支持を得るユニットで、デビュー20周年を記念してメンバーの地元・岡山で行われた本公演は、手掛けてきた数々のアニメソングだけで構成された。メドレーやアンコール含む全25曲を歌唱した。

 1650人のファンが詰めかけ、お祝いにふさわしい赤を基調とした華やかな衣装で登場したatsukoは「岡山ーー! 帰ってきたぞー!!」と絶叫。アップテンポなナンバー「蒼い春」からライブがスタートした。声出し解禁後の初ライブとあって、メンバーは楽しくて仕方がないといった様子だった。

 KATSUは「ここまで来るのに30年かかりました」と話し、人と人とのつながりで夢だったこのステージに立つことができた喜びを語った。

 岡山凱旋メドレーと称して7曲をノンストップで走り切り、7月放送開始の新作テレビアニメ「AYAKA ―あやか―」(TOKYO MXほか)のオープニングテーマとなる最新曲「AYAKASHI」も初披露した。

 アンコールでは岡山市の大森雅夫市長が登壇し、21日にデビュー20周年を迎えるangelaの成人式を実施。当時、2人が参加できなかった岡山市民会館での成人式をファンと一緒に行い、市長より祝辞を受け取った。そして岡山市から「桃太郎のまち岡山大使」を任命されるサプライズに、atsukoは「今の岡山をもっと知って、岡山の魅力を伝えていけたら」と意気込んだ。

 さらに、11枚目となるニューアルバムの制作決定と、それを引っ提げて10月28日の福岡公演を皮切りに、岡山・大阪・宮城・愛知・東京の6都市をめぐるツアーの開催が発表された。