宇都宮競輪GⅢ「開設74周年記念 宇都宮ワンダーランドカップ争奪戦」が18日に開幕する。地元のワンダーボーイ・神山拓弥(36=栃木)にいろんな注目が集まっている。

 特選12Rの地元は4人が結束し、年齢順に真杉匠―坂井洋―長島大介に神山と一枚岩となった。「前の自力3人には世話になりっぱなし。4人で走れる機会なんてそうないし、みんなを立てて控えめに走ります」と脇役に徹する。

 それでも、やるときはやる。今シリーズは足踏みの続く節目の300勝達成をかけた大事な開催だからだ。1月向日町で299勝目を優勝で飾ると1着が遠のき、約4か月が経過した。「絶好展開でも前を抜けなかったしもう取れないんじゃないかって。さすがに今回はどこかで決めたい」と燃える思いだ。

 さて、今開催の大会ポスターは、竹やぶの中にポツンと競輪選手が写っているもの。背中を向けたシルエットだけで顔は写っていないが、実はこのモデルは神山だという。

「最初、ポスターを見たら誰かに似た体形だと思ってよく見たら『何だこれ、俺じゃねーか』って(笑い)。だって撮影とかしていないし。しかもここまで誰にも気づかれなかった」と本人の預かり知らぬところでキービジュアルとなっていた。

 脇役どころか一気に主役の座へ――。レースでもこうありたいものだ。